今
始まりの序曲に達する前なり
~三限目に隠された物語の鍵~
「昔とある少女は
家族を殺されました
少女は家族を殺した者に復讐するため
腕を磨きました
そして、数十年かかって
彼女は家族の仇をとったのです」
「っとま~なんとも痛々しい物語ですなぁ~
でも今この小説が選ばれるのは
今の若者や大人が
思いやる気持ちや
感謝する心
大切な人を守りたい時のための喧嘩
無差別に行われる殺人
さまざまな思いが人それぞれ思い浮かべると思いますが
そんな感情をね…
こう~コントロールと言いますか…
表に出さないといいますか…
なんでしょうかねぇ…
とにかくようは、
人が本来もってなければいけないものが欠けてる…
っと言いたいんでしょうな
はい…
この作者は皆さんに一体どんなものを投げかけていると思いますか?
自由に…なんでも良いです
ノートに書き足してみてください」
なんて先生が言葉もまとまっていないままどんどん話すものだから
周りの人間も相当参っているご様子で…
まぁ、いつもの事だから僕は気にも留めず適当に書き足してみる
書き足したら思いつかなくなったので…
僕はボーっと
外を眺めた
「はぁ…」
自然とため息がこぼれた。
武は隣で
「ぅ~ん」
っと若干うなっているが…
書き終わったのか
何かし始め…「…!!」
「しし…
驚いたかww」
「当たり前だろ?(汗)
まったく…」
「わりぃわりぃ」
「悪いじゃないよ(汗)」
なんてそんな事を話していると
ふと
何かの視線を感じた。
それと同時に
冷や汗が背中を伝う。
武の顔を見ると
いつもになく怖い顔をしていた。
武のそんな顔を見たのは初めてで、
おれは武自身にも冷や汗をかいた。
武は俺の視線に気が付いたのか
いつもにまし…
否先程よりも真剣な顔をして
俺を見た。
俺を見て武は…
「桂…
絶対に…
何があっても現実から背くな
逃げるな…
迷うな…
道は常に1つだ…
お前に与えられた道は1つしか残っていない…」
「武…一体どういう意味で…」
僕は焦ってしまった。
「死ぬな…桂!!
頼むから…生きてくれ…
そして…強くなれ…桂!!」
「武…一体どうしたんだよ(汗)」
武はそういった後倒れてしまった。
僕は武を保健室まで運んだ。
「ご苦労だったね
桂君
でも…言ってくれたら良かったでしょうに(ニコ」
相変わらず笑顔を崩さないこの男に
僕は少々不安を感じた。
かすかな何かが僕の心をしとめた。
この男ならば何か知っているのではと思い…
俺は再び、
この男女な顔をした医師…
神崎 劉にとある疑問を投げかけた…。
「先生は…
何か知っていますか?」
彼はなおも笑っていた。
「一体
何をですか?」
この男はなおもとぼけるというのであろうか?
でも…何故俺が此処まで自身を持って彼に言っているのか…
それはおれ自身分からなかった。
「とぼけないでください
今先程…貴方は感じましたよね」
「何のことでしょうか?」
「貴方は先程…
俺の教室に来ましたね」
「…!!」
「何かを感じ取って
来たのではないんですか?」
そういうと彼は
「参ってしまいましたね…」
っとそれだけ言って
不適な笑みを浮かべた。
「えぇ…
行きましたが何か?」
「教えてください
一体あそこには何があるんですか?
否…何がいるんですか?」
「そうですね…
問題があるのだとしたら…
あの教室ではなく…
桂君…
貴方に問題があるんですよ」
「俺…に?」
「そう
貴方に…
貴方と…
そして…
彼女たち…
桜井 凛と
貴方のご両親
そして…
桜井 恋…
彼女にね」
「…!!」
序曲の譜面が
真っ白だった紙に
少しずつ記されてゆく
薄く…
そして…
次第に
濃くなってゆく…
楽譜の譜面が出来たら
あとは…
譜面どおりに奏でるだけ。