03

1人の少年

今…

動き出したり。

 

~紐解ける1つ目の疑問~

「そうか…」

「はい…」

桂は自分の内に秘めている思いを全て劉に吐き出した。

自分に頼ってくれないのは

自分の不甲斐無さからなのでは…っと。

 

「それは…

君に関してだからいえないんじゃないんですか?

桂くん(ニコ」

「俺に…関して?」

 

「はい」

「・・・」

「知ってましたか?」

何をといわんばかりの顔をする桂をおき

劉は1人勝手に話し出す。

「実は…

桂君をあまりこの学校では好いていない人がいるんですよ」

「…いるでしょうね

確かに…」

「そんな彼らが流す

根も葉もない嘘を、

彼が1人で全て解決してくれてたんだとしたら…」

「…!!」

「君を傷つけないようにと…

苦しませないためにと隠していた嘘なのだとしたら…

それは明らかに君にいえない

立派な理由にも根拠にも証拠にもなりますよ」

「あいつが…俺のために…」

初めてその真実を知った桂は

ただただ驚くしかなかった。

「さて…

あとは貴方がどうするかですよ」

そう言うと劉は1人

屋上の手すりに背を預けながら、

タバコを吸った。

 

桂は屋上を飛び出し武のもとへと向かった。

 

「へぇ…先生でもタバコ…吸うんですね」

「それは私だって吸いますよ

といっても…めったに吸いませんがね…

まれに…といったところでしょうかね」

劉は瞳を閉じ薄く笑いながらそういった。

 

「そんな顔も出来るんですね」

「どういう意味で?」

「いつも

仮面をかぶった笑いしか見ていないからね…」

「そういう君は

まだ行かなくて良いのかい?」

「っふ…

言われなくても今から行きますよ」

「そうですか」

「えぇ…

それじゃぁね…

神崎先生」

「頑張ってくださいね…

武君」

そういうと武は屋上を後にし、

桂の去っていった後を考えながら追っていった。

 

「ふぅー…」

タバコをふかし、

吸い終わると

神埼も

「もう一仕事しますか」

っとそれだけを残し

屋上を後にしようとした。

 

背後に黒い死神がいると知っていたのか…

神崎は一瞬鋭い眼差しを

一瞬にしてあたりを流し見すると

普段の顔に戻り屋上を後にした。

 

「神崎 劉

侮(あなど)れないな…」

そういうと黒い死神は

姿を消した。

 

 

「あ…

武」

「よww

桂」

「探したんだぜww」

「そっか

で?

俺に何のようだったんだ?」

「ん?

ありがとうな(ニカ)」

「…?

何だよいきなり(汗)

お前…さては変なもんでも食べたんじゃ・・・(汗)」

「おい(汗)」

「はは…冗談だって☆」

「たく…」

「それより次…

三時間目国語だろ…

急がないとな☆」

「別に急ぐ必要性もないと思うけど(汗)」

 

なんてつべこべ言いながらでも

無事、3限目に間に合う二人だった。