木の葉がヒラヒラと舞い踊る時
少女は眼のあたりにした
古(いにしえ)ながらにして出てくるような神楽の舞姫を…。
~図書室での光景~
「…此れは…ユメ…か?(汗)」
窓の外にいるのはなんとも言いがたい…
人の姿をした人ではない生き物。
「失礼な奴じゃのぉ!?
わらわは正真正銘なる人間じゃ!」
「いや…もうその話し方からして
おかしいですけど」
「ぅ/・まぁそう気にするでない」
「いや…気にするだろう普通」
つべこべいう恋とつべこべ言うなという少女。
「んで…なんでそんな危ないところにいるんですか」
「わらわか?
わらわはおぬしにおさとしを言いに参ったのじゃ」
「おさとし…?」
「そうじゃ…
さよう」
「一体どんなおさとしで(汗)」
どうせ変なことだろうと思った恋は困っていた。
「おぬし…
強うならんと…知らぬぞ」
「…!!?
一体…どういう意味だ」
恋はその言葉を聞くと同時に、少々相手をきつく睨み圧力をかける
「無駄じゃ
おぬしのその程度の殺気ではわらわは怖くもなんともないぞ」
「っち」
一度舌打ちすると恋はどういう意味なのかを少女に聞いた。
「貴方…一体何が言いたいのかしら」
「貴方ではない。
わらわは…
舞姫神楽じゃ」
「舞姫…神楽?」
「さよう…
まいひめ かぐらじゃ」
「で、その神楽殿が一体何をしに私のところへ?」
「だから先ほどから言うておろう
おさとし…警告をしに参ったのだ」
「で、その警告とやらを聞かせていただこうか?」
「それはならぬ」
「何故だ?」
「おぬしにじきじきに直接教えては、
未来に起こる事件に注意を払ったりしてもらう意味がなかろう」
「意味・・・ねぇ・・・」
恋はもう一度ため息をつくと、神楽に背を向けた。
「あ…おい
どこに行くのじゃ!!
恋!!」
「気安く名前を呼ばないでちょうだい
それから…貴方…どこで私の名前を?」
「そ…それはだなぁ…」
「個人情報保護法違反」
「・・・!!
な…何を言うか!!」
「それから・・
脅し?恐喝?」
「違うぞ」
「あ~警告というな「違う!!」
「何がどう違うって?」
「とにかく、こればかりは、
おぬし自身で気づくしかないのじゃ(汗)」
恋は面倒くさそうという顔をしながら、
奥へと入っていった。
「あ…おい!!」
神楽の呼び止めもむなしく、
恋はコツコツと歩いていく。
神楽は
「仕方ない」
と一言いうと消えて言った。
これから起こる悲劇。
それは
小刻みに
酷く小細工だらけの
細かなカラクリだった。
さぁ…一体いつ気づく
桜井 恋…。
ゲームはもう…
始まっている―…。