「武」
「ん?」
「さっき教室睨んでたけどどうしたの?」
「んや・・何でもないぜ☆」
「…(汗)」
「…?」
~理科準備室にて~
「え~今日は…」
授業の合図と共に、先生が来て、
挨拶をし、授業に入る。
なんら変わりない毎日。
だけど…やっぱり気になる。
武の過去も…
教室を人睨みしてた理由も…。
僕は武に小声で話しかけた。
「ねぇ武」
「ん?」
「やっぱりさっきの話の続き気になるんだけど…」
「んだよ
まだそのこと考えてたのか?(ニコ」
「まだって・・・そりゃぁ気になるよ。
俺だって(汗)」
「いやな…
ちょっと眼がかすんでてな、
外になんかいんのかな~って思ってよww」
「本当に?」
「あぁ…
本当だww」
うそ臭いと思いながらも、
桂は授業の内容をノートに取り始めた。
「(はぁ…助かった)」
桂には言いたくないのか、武は無事にごまかせた事で安心していた。
そりゃそうだ。
大切な友達のすぐ近くで、
黒い服を着て桂のことを見つめていただなんて…
そんなこといえるはずがない。
睨むような…哀れむような…なんとも言いがたい表情。
「(しっかし…
何がしたかったんだ?
あの幽霊(汗))」
そんな事を考えていると武は身も入らない。
桂はというと・・
ノートをとりながらも何かしら考え込んでいた。
「(何故武はあんな分かりやすい嘘を…
まぁ…何かしら意味があっての事だろう。
あいつのことだ、
何も意味がないまま隠し事なんてする奴なんかじゃないからな(汗)」
一度ため息をつくと、
桂は再びノートを取り出した。
一応桂は頭がいいので、内容はすぐにつかめるのだが…
勉強は分かってすっきりしていても、
やはり先ほどのことが頭から離れないせいか、
あまりすっきりした表情ではなかった。
武は再び
気配を感じた。
やはりその男は
桂の近くに居た。
武の視線に気が付くと
ニタ
っと笑って何かをいって消え去った。
「 」
その言葉に武は
一気に蒼白くなった
「…!!」
黒服を着た男性が残した言葉…
「もうすぐでこいつは死ぬ」
その前にくいの残らぬように
すごすんだな
と言いたげのような言葉。
俺が連れて行く。
お前が止めても
この運命は神から下された絶対だ。
誰にもとめることは…
不可能だ。
っと言い聞かせるような口調と思わせぶりな存在で
彼は消えた。
もうすぐで
何かは動き出す。
けれどもまだそれは動き出さない。
鍵が壊れぬ限り
それは彼らを襲う事は出来ない。
けれども解き放たれたら…
そのときはそれらの全ての時は
一瞬にして…
消え去るのだ―…。