01

「武」

「ん?」

「さっき教室睨んでたけどどうしたの?」

「んや・・何でもないぜ☆」

「…(汗)」

「…?」

~理科準備室にて~

「え~今日は…」

授業の合図と共に、先生が来て、

挨拶をし、授業に入る。

なんら変わりない毎日。

だけど…やっぱり気になる。

武の過去も…

教室を人睨みしてた理由も…。

 

僕は武に小声で話しかけた。

「ねぇ武」

「ん?」

「やっぱりさっきの話の続き気になるんだけど…」

「んだよ

まだそのこと考えてたのか?(ニコ」

「まだって・・・そりゃぁ気になるよ。

俺だって(汗)」

「いやな…

ちょっと眼がかすんでてな、

外になんかいんのかな~って思ってよww」

「本当に?」

「あぁ…

本当だww」

うそ臭いと思いながらも、

桂は授業の内容をノートに取り始めた。

「(はぁ…助かった)」

桂には言いたくないのか、武は無事にごまかせた事で安心していた。

そりゃそうだ。

大切な友達のすぐ近くで、

黒い服を着て桂のことを見つめていただなんて…

そんなこといえるはずがない。

睨むような…哀れむような…なんとも言いがたい表情。

 

「(しっかし…

何がしたかったんだ?

あの幽霊(汗))」

そんな事を考えていると武は身も入らない。

桂はというと・・

ノートをとりながらも何かしら考え込んでいた。

「(何故武はあんな分かりやすい嘘を…

まぁ…何かしら意味があっての事だろう。

あいつのことだ、

何も意味がないまま隠し事なんてする奴なんかじゃないからな(汗)」

一度ため息をつくと、

桂は再びノートを取り出した。

 

一応桂は頭がいいので、内容はすぐにつかめるのだが…

勉強は分かってすっきりしていても、

やはり先ほどのことが頭から離れないせいか、

あまりすっきりした表情ではなかった。

 

 

武は再び

気配を感じた。

やはりその男は

桂の近くに居た。

武の視線に気が付くと

ニタ

っと笑って何かをいって消え去った。

「            」

その言葉に武は

一気に蒼白くなった

「…!!」

 

 

黒服を着た男性が残した言葉…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「もうすぐでこいつは死ぬ」

 

その前にくいの残らぬように

すごすんだな

と言いたげのような言葉。

 

俺が連れて行く。

お前が止めても

この運命は神から下された絶対だ。

誰にもとめることは…

 

 

 

 

 

不可能だ。

っと言い聞かせるような口調と思わせぶりな存在で

彼は消えた。

 

 

もうすぐで

何かは動き出す。

けれどもまだそれは動き出さない。

鍵が壊れぬ限り

それは彼らを襲う事は出来ない。

けれども解き放たれたら…

 

そのときはそれらの全ての時は

一瞬にして…

消え去るのだ―…。