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-守る為の理由-01

「凛

起きろ」

こうして今起こしているのは、桜井家の姉である恋。

仮(16)だ。

何故仮かというと…それはまだおいておこう。

「ホラ

起きろ凛」

「ぅ~ん…

あともうちょっとぉ~」

あともう少しと何度も連呼しているのは

妹である桜井 凛。

一応今年受験生なのだ。

「はぁ…ならもう

先に食べてますよ?」

「やだ~ぁ」

「はぁ…なら早く着替えておりてきてくださいね」

「ぅ~…」

 

しぶしぶ凛は起き上がり、制服に着替える。

そして一階へ降りていくと

そこにはもう席について凛を笑いながら見ている家族がいた。

 

「あはは…凛は本当に朝によわいなぁ~」

凛にそんな明るいトーンで話しかけたのは桜井 桂(さくらい けい)

「本当…まったくもって毎朝お越しに良く僕の身にもなってもらいたいものだ」

などとぶつぶつ言っているのは桜井 恋(さくらい こい)

「恋

いい加減に僕というのはやめなさい

女の子だろ?」

などと恋に朝から軽い口調で説教するのは桜井 禮汰(さくらい れいた)

「まぁまぁ…

それより凛

早く食べましょw

せっかくの朝ごはんがさめてしまうわ」

っと母桜井 蓮魅(さくらい はすみ)

 

家族団らんで朝食をとり

三人はそれぞれ学校へ向かう。

兄は高校二年生。

恋は高校一年生。

凛は中学三年生。

 

父と母は二人で美容師をしているため、

桜井美容室へと向かった。

 「「「行ってきま/す!/す/~す」」」

「「行ってらっしゃいww」」

これが最後の明るい家族団らんでの会話になるだなんて…

一体誰が思ったのか…。

 

これが最初の警告とは知らず…

世界一幸せだった桜井家は…

だんだん闇の沼へと引きずり込まれていく。

 

これから起こる闇に気づくことなく。