死神と少女の恋

「聞こえますか?」

貴方に…

 

「届きますか?」

貴方の心に…

 

「愛してくれますか?」

こんな私を…

 

「一緒に居てくれますか?」

もう…心を表すすべを忘れてしまった私と一緒に…

 

「答えてください」

私の心に

 

「触れてください」

貴方が私に…

 

せめて死ぬなら

貴方の存在を憶えたままで

幸せに死にたいから…

 

「叶えてくれますか?」

私の最期の願いを

 

「Yes.

儚き姫君に一輪の華を添えて…」

 

そういって、貴方は微笑んで

その大きな黒い鎌で私の体を心ごと貫いた…

 

「何故泣くの?」

 

「悲しいから。」

 

「悲しい…?」

 

「そう。

俺は今愛しきあなたをこの手で貫いたから…」

 

「死神である貴方がそんな事を…」

 

「死神である俺だって人を愛死はするさ・・。

それがキミならなおさらの事。

涙するさ…」

 

「そう。

ありがとう。」

 

そういってキミは鈴鹿に微笑んで眠った。

 

僕の周りには

白い羽が散らばっていた。

 

その羽の一枚に書いてあったのは…